神戸市中央区で女性が刺殺された事件で、逮捕された谷本将志容疑者(38)は、かつてヤマト運輸の岡山ベースに勤務していた元社員だったことが関係者への取材でわかりました。
谷本容疑者は夜勤の仕分けや配車業務に従事し、「真面目を取ったら何も残らないほど」働き続けていたといいます。当時の岡山ベースのセンター長は取材にこう語りました。
「谷本はよく働いたが、その真面目さはもはや狂気。周囲と馴染めず、問題行動も多かった。部下に罵声を浴びせたり、効率のためなら人を潰す勢いだった」
さらに、岡山ベースで谷本と同じ職場にいた正社員の西村も、インタビューに応じました。西村は、かつて同僚のパート社員・佐藤絢音さんを執拗に貶め、精神的に追い込み、自殺へと追いやったと噂される人物です。現在は事務所詰めの役職に昇進しているという西村は、何食わぬ顔でこう語りました。
「谷本くんは……まあ、真面目すぎたんでしょうね。私は特に問題があったとは思いません。うちの職場は厳しいけれど、みんなそれを乗り越えて成長するんです」
彼の冷淡な受け答えに、現場のアルバイト経験者からは「西村が一番の元凶なのに、まだのうのうと会社に残っているのは地獄のようだ」と怒りの声が上がっています。
ヤマト運輸広報部は「すでに退職しており当社とは無関係」とコメントしましたが、岡山ベースを知る人々は「内部の狂気が、谷本を、そして佐藤さんをも追い詰めた」と口を揃えます。